アマリングは余裕を持った「大人なライダー」の証拠

アマリングに”ある意味”いいイメージがない

皆さんはタイヤの「アマリング」についてご存知でしょうか。ライダーの方でもあまり聞きなれないこの言葉は、以外にもTwitterなどのSNSを利用しているとよく聞く言葉です。
「アマリング」とはバイク用タイヤの使っていない両サイドのことを指し、広義(SNSでの使われ方)ではその両サイドが、タイヤ中央部の地面に接しているタイヤの部分と色が異なり、リング状に見えることです。
よく、タイヤ両端の色が異なるを見て「端っこ使えてないな」とか「アマリングが出た!」などのアマリングを”悪”のように語るツイートを見かけます。
また、ツーリング先で出会ったライダーに自身のアマリングを指し「端っこ使えてないね」とか言われた経験がある方もいると思います。
(私は経験があります)

この、アマリングを悪とする風潮に一石を投じたく、今回少し話をさせていただきます。

※今回の話は公道でバイクを乗る方(ツーリングライダー)向けです。

250cc以上のバイクに乗ったらアマリングができるのは当然

そもそも「アマリング」が出て何が悪いのでしょうか。おそらく多くの方が
「アマリング」が出る⇒タイヤの端を使えていない⇒バイクを乗りこなしていない(カッコ悪い)
を連想するからだと思います。
だけれでもよく考えてみてください。
タイヤの端を使えていない(バンク角が浅い)⇒バイクを乗りこなしていない(カッコ悪い)なのでしょうか?
私はサーキットならまだしも公道ではそうではないと思います。
路面状態が分かっていて、エスケープゾーンがあるサーキットなら、バイクの設計限界のバンク角を出して、タイヤの端まで使いながら曲がるのがバイクを乗りこなすことなのかもしれませんが、公道では異なります。

公道にてバイクを乗りこなすとは、どんなアクシデントが起きても対処できる状態で乗ることだと私は考えます。
もし、バンク角限界で走行しており、急に路面がぬれているところに差し掛かったら、対処しようにも何もできず、足払いを受けたようにバイクは転倒します。もちろん乗っていたライダーは無事では済みません。
少しでも余裕を持ってカーブを曲がれば、とっさの判断でバイクを直立させブレーキを踏むことができます。バイクも転倒させず、ツーリングも続行できるでしょう。
こういった余裕を持って走れるのが、私は理想のライダー、カッコイイライダーだと思います。
公道でアマリングを消すため、バイクの限界を図るために走ることは、自分にもそして周りにも迷惑をかけますので、やめましょう。

・アマリングが出るのは普通
・余裕があるライディングこそ、公道では最もカッコイイ走り方

アマリングは余裕を持ってライディングできる”大人なライダー”の証拠

アマリングができることは、公道を走るライダーにとっていいことです。誇りましょう。
タイヤを履き替えてもアマリングができるのであれば、それはあなたが常に余裕を持ってバイクに乗れている証拠です。つまり”大人なライダー”である証拠でもあります。

私はバイクに乗るには、”余裕”が必要だと思います。それは経済的余裕や時間的余裕などもありますが、精神的余裕が一番重要だと思います。雨ふりゃ濡れるし、冬に走れば凍える、事故れば大けがのバイクですから、常に心に余裕を
カッコイイ「大人なライダー」を心掛けてツーリングに出かけてください。
そうすれば死ぬまでバイクに乗ることができるでしょう。アマリングは安全にバイクに乗れた勲章として。アマリングが常に残るような”余裕を持った運転”を心がけることをオススメします。

・バイクに乗るには様々な「余裕」が必要!
・余裕を持った走りで、いつまでもライダーでいよう!

余談:遠くへ旅するライダーはタイヤが2段階のグラデーションみたいになる

ここからは余談です。本記事の趣旨とも異なります。
日本各地を回るライダーには何となくあこがれがありますよね。各地を巡る旅は人生観を変えることもあるほど、経験して損はないものだと思います。
そうした長距離ライダーに起きがちなのが、タイヤが台形みたいになる中央部だけすり減る現象。

アマリングと合わせて2段階のグラデーションになります。

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